訪問美容の際、お客様の自宅にはワゴンがない。ワゴンの代わりに使うカラーカップの置き場所として、昔絵を描いたときに使っていた画板のようなものがあると便利。
今後増えると思われる訪問美容でニーズが見込まれることと、ヘアカラーと絵を描くことを結び付けたアイデアが秀逸でした。
チョップカットに失敗して指を切らないガード。
どんな形の耳の人にもあうイヤーキャップ。耳の形によってすぐ落ちてしまうので一部痛くないはりがねのように形を変えれるものを入れて耳の形に沿わせれるようにする。
真ん中に穴が開いていて指をかけられるコーム。指かけ穴付きコームがあれば、落とす事が減り、カットスピードも速くなる。
「開発実現性やニーズなどを考え、訪問介護の現場で実際にご自身で実践されているアイデアをグランプリに決定しました。また、取れないイヤーキャップへのアイデア数が最も多く、カラーの際に『イヤーキャップ』が取れてしまうという悩みがとても多いと実感しました。（今回は最も詳しくアイデア内容を書いていただいた方を優秀賞としました。） そのほか、チョップカットの際に指を切ってしまわないようにガードする『指まもるくん』、コームを指にかけてカットを続けられる『指かけ穴付きコーム』もありそうでなかった商品だと感じました。これから開発チームで商品化を進め、一つでも多くの理美容を元気に便利にする道具を生み出し続けたいです」
ヘアメイクアップアーティスト
篠原奈緒子さん
監修 ヘアメイクバッグ
GARTE.代表
ATSUTOSHIさん
プロデュース ブリーチリタッチ用フィルム
ヒントは、料理で使っていた生クリーム撹拌機！ 料理の世界も大工の世界でも、2剤を混ぜるのは電動が標準です。手で混ぜる生クリーム、手で混ぜるコンクリート、完全には混ぜられていない状態が多いか、とても時間がかかります。機械の力を借りて、より速くより多く混ぜることで、薬剤の効果を120％発揮させ、カラーリングを成功させることができるのではないかと気づき、カラーミキサーの開発に取り組みました（開発担当者）
遠藤周子さん 受賞のコメント
「20年ほど前から訪問美容を始めました。今はバイクで移動しています。小型のワゴンを持ち込めないため、カラーカップなどは利用者さんの床において使っています。首からかける画板のようなものがあれば、置き場所に困らず便利ではないかと思い応募しました。グランプリになるとは思っていなかったので、びっくりしましたが、うれしいです。訪問美容はこれからも増えると思いますので、良い商品を開発していただけることを期待しています」